森づくりの会「桐生川源流フォレストデザインクラブ」の活動がスタートします

桐生川源流域は、桐生川ダムの水がめであり、下流域に住む市民には非常に重要な地域です。
その桐生川源流地域は良質な材の生産する優秀な林業地であり、スギヒノキを大切に育成してきました。
一方、急傾斜やがけ地などの林業困難地にも、スギやヒノキが植林され、今では直径30cm以上の大きな立木となっていて、今後どのように林業をしていくのか、それとも樹種転換をして、多面的機能発揮を重視していくのか、まさに桐生川源流域の森林をデザインしていくことが求められています。
また、近年では森林所有者の考えが多様化してきていることや、水の大切さや環境保全の観点から、市民として水源地域の森林に興味がある人が増えおり、生態系の多様性を支える自然の森づくりや森林保全活動が必要とされています。

梅田町五丁目の森林所有者と合同会社バリュー・フォレストは、
スギヒノキが儲かる時代がるくのか、他の樹種にする意味は何か、等々、林業地である桐生梅田地域の森林について協議していく中で、中ノ作の森林6haを試験として新しい森づくりをしていこうということになりました。

今回の森づくりにあたり、森林所有者だけでなく、身近にある森林に何か関わっていきたいと考える方たちと協働して、水源地域を守り続けるための森をデザインしていきたいという思いで、
“桐生川源流フォレストデザインクラブ(桐生川FDC)“という団体名にしました。
対象地域の森林造成を進めるための活動資金の一部は、
林野庁の森林・山村多面的機能発揮対策交付金や、緑の募金公募事業として支援をいただいています

水源地域の森林を持続的に守り育むために、桐生川源流地域の社会環境にあった森林・林業のモデル造成、環境教育等を通じた山村と街との交流の促進、地域活性化につながる地域資源の利活用の推進、といった事業に取り組む任意団体として活動を開始します。

2024年11月に、最初の活動として関係者で植林を行います。
来春には少し規模を拡大した植林活動を実施する予定です。
活動予定の案内や参加募集は、弊社のLINEや当ホームページにて随時行っていきます。